an extra
原節子さんを偲ぶ。
白痴 1951 黒澤明
東京物語 1953 小津安二郎
昨日原節子さんの他界を知りました。95歳。
1963年に引退されているようですし、女優として名声や演技がどうのこうのは
僕にはわかりませんが、好きな女優さんでした。(1963年は小津安二郎さんの亡くなられた年)
上にあげた映画に限らずですが、原節子さんといえば“白痴”が僕にとって印象強い。
なんのブログだろうとは思うものの、つらつらと。
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うちではない話ですが
ちょっとしたお店の宣伝であろうテレビの撮影現場をみた。
何を待っているんだろうって人だかりが15人くらいいたかな。長らく待機状態でしたが
よくよく近い人に聞いてみると、エキストラだそうだ。
まあ、テレビにでると人だかりができて、嘘が嘘でなくなるのかもしれないし、そういうものと言えば
まったくそういうものなんだろう。資本と時間を使って短いスパンで抜群に効果があるしね。
いくぶん噛み砕いた言い方をすれば、テレビとはそういうものだと僕は思っている。だからテレビはいらない。
でも嘘や嘘に流されることを想像するだけで不思議といやになっちゃうのが人の常。
それでも全く知らない街で行列を見た日には、あそこ有名で美味しいのかなって興味がでる世の常。
正しい間違っているではなく、むしろ個人的には正しいとも思っている。結局のところ情報であり出会いであり
誇張であり本物であれ、好きか嫌いかは体験して決めることだろうしね。
たまたまの出会いや偶然や運命にはあこがれるだろうが、劇的に少ないことで知られる。
パンを咥えて走る人が曲がり角で異性にぶつかり恋に落ちる偶然主義、資金と少々の勇気とパンを咥えて
実現させた曲がり角で異性にぶつかり恋に・・・いわば資本主義(なのか?)。
あまり例えがスマートではありませんが、結果に違いはないはずで・・・そうなると書くべき〆に辿り着かずに
スッキリしてしまった。
原節子さん特集が各地で始まろうともいいんじゃなかろうかと。
〆は、今観ることができる昔の映画はおもしろいに決まっているってことです。
by co-ya
| 2015-11-26 17:50